Lonesome Town
Lonesome Town
Lonesome Town
ロンサムタウン
(KNIGHT/BAKER)

1999年12月、ポールマッカートニーはリバプールのキャバーンクラブで久しぶりのライブを行ないました。キャバーン自体のキャパは300人ほどなのですが、このライブを見たのはこの幸運な300人だけではなくて世界中で300万人もいた、それもリアルタイムで見ることができた、と言われます。

そう、このライブはインターネット中継されたのです。主催者は、たしかAOLだったと私は記憶しています。

メンバーも豪華なもので、元ピンクフロイドのギター、デイヴ・ギルモアやディープパープルのドラム、イアン・ペイスなどがメンバーとして参加しています。ギルモアはこれまでのポールの曲「No More Lonely Nights 」や「So Glad To See You Here」で20年も前からポールのセッションに参加していましたから、気心は知れているのでしょう。

曲目はその直前に発表されたアルバム「Run Devil Run」からのもの。このアルバムがポールが「青春の曲を振り返る」というコンセプトだったのが、キャバーンでのライブに結びついたのでしょう。ファンにとっては幸運なことでした。私も「ベースを弾きながら歌いまくるポール」の姿に感動しました。実はウィングスになってからのポールはステージでギターを持っていることが案外多かったのです。

この日の曲目の中で歌われた美しいロックバラードが、この「Lonesome Town」です。

オリジナルはリッキ−ネルソン。丸C表示では「(C) 1958 MATRAGUN MUSIC LTD」とされますから、1958年の発表曲ということになります。なんてことはない3−6−2−5のバラードですが、切ない良いメロディです。このあたりのオールディーズには、コード進行のことなんかなにも言わせない「若さ」があります。たぶんポップス自体が青春期だったんじゃないでしょうか。





Lonesome Town

孤独の町
There's a place where lovers go
to cry their troubles away
And they call it Lonesome Town
where the broken hearts stay.

恋人たちが 苦しみを
泣きはらしに行く場所がある
その名は「孤独の町」
破れた心が集う
Well, you can buy a dream or two
to last you all through the years
And the only price you pay
is a heart full of tears.

夢のひとつやふたつ 買えるだろう
何年かは持つだろう
その代償に支払うのは
心いっぱいの涙
Going down to Lonesome Town
where the broken hearts stay
Going down to Lonesome Town
to cry my troubles away.

孤独の町に行こう
破れた心を置き去りに
孤独の町へ行こう
悩みを泣き晴らしに
Well now, in the town of broken dreams
the streets are filled with regrets
Maybe down in Lonesome Town
I can learn to forget.

夢の壊れた町では
道の敷石は「後悔」
きっとこの町で俺は
「忘れる」ことを覚える


CD
Ricky Nelson
Paul McCartney
Lonesome Town


リバプール
ポール マッカートニー
Lonesome Town

楽譜
Liverpool
Paul McCartney
Lonesome Town



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