ヲサム旅日記

6日目 その3






サラタビ第9章:第6日目 その3。ブータン、ティンプー

期待していた夕食は、またも西洋人向きの店。
強く苦情を言って「ローカルな店」に連れていってもらうことにしたが、、

いよいよ待ちに待った夕食。何度も何度もお願いしていた地元ブータン人のよく行くレストラン。どんな所に連れて行ってくれるのだろうかと思いワクワクしていた。意気込んでのり込もうとすると、そこは…・。「ブルーポピー」という店。扉を明けるときらびやかな照明とこぎれいな店内。チラホラト西洋人の顔が……。

おいおい、話が違う。勿論ブータン料理なのだろうが、我々がリクエストしたのはブータン人の好む辛い本場の料理である。確かにワタクシの英語力のなさが招いた事なんだろうが、店先でじっくり話してみると、ミンジュが言う。そんな所(ローカルレストラン)に行ったらお腹こわすぞ、と。そんなもん覚悟のうえだ!と反論。それでもいいんだ、とにかくナチュラルではなくハードなブータン料理を!と再度リクエスト。

さすが、おとなしいブータン人(勝手に思っているだけ)、こんな勝手な客の言い分をしぶしぶ聞き入れ、ブルーポピーの予約を取り消してくれた。これだけ苦情をいっときゃ、さすがに連れていくだろう、こっちの要求どおりに、…と思ったのが甘かった…。

演歌の流れる店 SNS
S.N.S. RESTAURANT
替わりに連れて行かれたレストラン、「SNS」。地球の歩き方にも載っている有名レストラン…。しかも日本食が出るという…。もう、呆れて何も言えなかった。

しかも店内に入るとBGMは、な、なんとThe Japanese演歌。ポピュラーなレストランが、これではトホホである。出てきた料理はブータン料理なのだが、カルマ、ミンジュはどうだ、うまいか?といわんばかりの満面の笑みをこちらに投げかける。あーあーおいしいよ、と作り笑顔で投げ返す。
勿論、料理はおいしかったのだが、本場のからーいブータン料理(ブータン人が好むもの)が食べてみたかったのである。あまりのショックであまり晩御飯時の記憶がない。ただ、黙々と食べていた気がする。だから晩御飯の様子も書けない。夕方、休憩したよろづ屋で食べればよかった。しかし、ここまで徹底した観光にしてしまうブータン旅行。恐るべしである…。まっ、自分の担当の観光客に何事かあったら(例えば腹痛)問題なんだろう。それもわからなくもない。そうそう、こうやって書いてはいるが、決して味が悪かったのではないのであしからず・・・・。やっぱり自分の英語の不甲斐なさ、コミニュケーション不足が問題なのである。

帰り際、ティンプー最後の夜、踊りに行こうという話だったので、カルマ、ミンジュに確認し、時間になったらホテルに迎えに来てもらうよう頼んだ。現在8時半。待ち合わせ時間は10時だから少し時間がある。しかし、晩飯がこんなんだからあまり期待できない…。そのせいかなんか眠くなってきた…。





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