Chiang Rai
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とりあえずこの町を離れてもっと北へ行くことにした。
次の目的地は、チェンライだ。

粽(ちまき)のような食べ物 ソンクラーンのメインの当日らしい12日と13日に泊まるホテルが決まらないまま、 次の朝が来た。今日は4月8日。まだ数日時間はある。日本では花祭り、釈迦の誕生 日なのだから仏教国タイではなにかそれらしい行事が見られるかと思ったが、町中 には別にとりたてて変化も感じられない。もっとも寺院に行けばまた別だったのか もしれない。

朝食をメイピンの食堂で摂る。タイがゆ140B(420円)。付け合わせのポメロ(夏み かん)がとてもうまい。

自転車を返して、保証金2000B(6000円)を受け取る。ソンクラーンまではまだ日が あるのでそれまでの間にもっと北の町、チェンライやチェンセン、そしてゴールデ ントライアングルまで行ってこようと思う。



実のところ、私は少し迷っていた。

当初の「つもり」では、チェンセンまで行ったらそこからメコン川をボートで下り ラオスに入ろうと思っていた。しかしラオスの情報はまったく持っていない。この ルートでラオス北部から入った場合、ラオス国内を移動して主都ビエンチャンまで の道のりはけっこう遠い。チェンマイで経験したようにソンクラーン当日はすでに 宿が満室になっている可能性がある。知らない土地で泊まるところがないかも知れ ず、不安はある。

しかしチェンマイの町で想像していても何もわからない。判断や準備をする時間の あるうちにともあれタイ北部国境まで行き、そこの様子を自分の目で見てからその 先の行動を決めよう、と考えた。



c 1998 Keiichiro Fujiura


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