Jakarta
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ふたたびジャカルタ。ロケ隊は帰国モードへ。
私はバックパッカーの集まる地域へ居場所を移す。

午後遅くジャカルタに帰ってきた。

一行は再びホテルプレジデントニッコーに泊まるが、私は自分のペースに戻さねばならない。ホテルの本屋でガイドブックを立ち読みして、ジャクサ通り(Jl.Jaksa)のLe Margot Hotelを選ぶ。

とりあえずチェックインに行き、また戻ってきて夕食は一緒に食べる、ということにする。ジャランジャクサまではそう遠くなかった。ル・マルゴットは白いペンキを塗った小さなホテルで、狭いフロントからすぐ階上にあがる階段がある。

何泊するかで値段が違うというから、3泊することにして346,000rp(4,913円)前払いした。一泊1,637円。プレジデントニッコーに比べると8割8分引きだ。

荷物を置いてニッコーに戻る。三輪ミゼットを改造したトゥクトゥクで3,000rp(42円)。


夕食はヤマモリさん、ヲサム君と、懸案だったヤシガニ料理に行く。ダイトウ夫妻はフィルムの整理をするからと、同席せず。ダイトウさんに悪いことしちゃったなぁとかすかに思いながら、例のシーフードレストランを目指す。

今回はペッパーソースにする。見せてもらったら前回より少し大きい。3人で来たからだろうか。他にロブスターのBBQ、汁ソバなど。美味い。この店は中華の影響を受けているのか、ソバなども美味い。

そういえば、「あの店にもう一度行こうと思ったのだが見つからなかった。店の名前と住所を教えてくれ」とヤマモリさんに言われているのだった。ここに書いておこう。

KUNINGAN
Jl.H.O.S.Dokroaminoto 122. Jakarta Pusat
Phone 331610-3900384

ヤマモリさんはジャカルタの経験は豊富だし「もうちょっと飲みに行こうか」という雰囲気にもなりかけたのだが、なんとなくホテルに帰る。
なぜだかよく覚えていない。お疲れだったのか。ちょっと行儀の悪い店に行こうと思ったのだけど甥と一緒だから辞めておこう、ということだったのか。なんとなくそういうニュアンス。

ニッコーホテルの部屋で相撲の結果などを見る。さすが日航系だ。
その後、旅行中最後の対局。負けた。通算6勝4敗。なかなかの戦績だった。繰り返すが、旅行に出るまで一度も勝つことができなかったのである。旅は人を成長させるのだ(ほんとうかなァ)。


自分の宿泊先のル・マルゴットホテルへ戻る。名前はかっこいいが、部屋はさすがに小さい。階下にバーがあったので飲みに行く。ビンタンビアー10,000rp(142円)。

そのバーで、働きながらコンピュータを学んでいるという地元の男と話す。年は30歳、いまの仕事の月給500,000rp(7,100円)という。ビールの50倍でしかない。こんなところで飲んでいて大丈夫かね。「外国で働きたい」としきりに言っていた。

このジャクサ通り(Jl.Jaksa)は、ジャカルタの安宿街である。バーも外国人と外国に憧れる地元の若者が多い。外を歩くと英語の看板があり、金髪のバックパッカーが歩いている。



c 1998 Keiichiro Fujiura


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