Surabaya
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ここはジャワのビジネス街。
情報も手に入る。キャッシングもできる。

昨日寝たのが2時過ぎなので、珍しく9時まで朝寝してしまった。つまりは寝心地がよかったのである。このホテルはちゃんとフロントにスラバヤ市街図が貼ってあったので、それで大方の見当を付けて中華街へ出かける。

食堂街を期待していったのだが、貿易の街という感じで倉庫や貿易商の立ち並ぶ雑然としたところだった。あまり中国の匂いはせず、歩く人もイスラムっぽい。ホテルがあったので、値段を聞く。IRIANホテルが70,000rp(991円)、Grand Portホテルは140,000rp(1980円)。

「チャイナタウンには安いホテルがある」が旅人の常識だというけれど、Grand Portの値段ならELMIホテルとあまり変わらない。


帰り道のBUBUTAN通りに面白いホテルがあった。

イスラム風の装飾のついた広いロビーの奥に小さい部屋が並んでいる平屋のホテルだ。HOTEL CENTRUMという。値段は70,000rp(991円)。税サービスをつけて約1200円だ。

この街に長期滞在するならこのホテルにも泊ってみたい。しかしあまり長居することはできない。今週の金曜日にジョグジャカルタでヤマモリさんと会う約束だ。今日は月曜日なので、明後日にはソロに向かって経つつもりである。


輪タクに乗って 輪タクにしばらく乗って1,000rp(14円)。2,700rp(38円)のTAXIに乗り継いでELMIまで帰る。ちなみに肉まん1個700rp(10円)、牛乳(大)3,000rp(42円)。ミルク暴動が起こるだけあって牛乳は高い。


ELMIホテルの近くはビジネス街だ。銀行が立ち並んでいる。東京三菱銀行に行ってみたが、日本のキャッシュカードは使えないという。なんでやー。たしか富士銀行は「海外でも使える」という広告をやっていたような気がするのだが。

日本から送金することはできるというので、念のためにホーチミン支店の住所をメモしておく。


通りかかった香港銀行のATMにVISAカードのシールが貼ってあったので何の気なしにキャッシングを試みる。すると、ルピアの紙幣が出てくるではないか。持ち金が足りなくなっているいま、これは大助かりだ。

100,000rpキャッシングする。10万という見かけの数字が大きいので「あまりたくさん借りても」と思ってしまったが、日本円にすれば1400円くらいだ。


アメックスの営業所があった。キャッシングはさっきやったので、今度は別の方法にする。クレジットカードでトラベラーズチェックを買うのである。手数料は1%なのでキャッシングより安い。パーソナルチェック1000ドルを手にして、一息ついた。

これまで円よりドルが強いことは何度も経験しているので、手元にドルがあるとほっとする。


このあたりは外国資本の入った街だが、それにしてもリッチだと思ったらハイアットホテルの広い敷地の中に入っていた。キャセイ航空のオフィスで時刻表とインドネシアの地図をもらう。必要なものがやすやすと手に入る。数日前とは大違いだ。

バーでジン&ソーダを飲んだら22,385rp(317円)。日本の物価に比べるとなんでもないが、そのとき私は物価の安い島部から出てきたばかりなので「これはいかん。こんなところにいるとどんどん金がなくなっていく」という感じがする。



c 1998 Keiichiro Fujiura


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