Surabaya
次へ


ジャワ島を横断する鉄道に乗ってソロへ。
窓の外はタイムマシンで見る日本の風景。

早朝GUBENG駅へ行く。タクシーで4,000rp(56円)。すぐ近くだ。この間は裏口から行ったが、正面から入ったので入場料500rp(7円)を取られる。

駅の案内はけっこうちゃんとしていて、テレビ画面のなかに列車番号が表示されたりしてちょっと空港のよう。ただし運行本数はあまり多くない。稼動ホームは4つくらい。通勤時間帯なので、ローカル線の上りは通勤客で混んでいる。機関車はディーゼルで、客車と貨物車をひとつの列車に連結している。


SANCAKA号 私の乗るSANCAKA号は、かなりきれいな客車。頭上にテレビまでついている。レーザーディスクのマークが表示されるが、広告が入っている。広告のときだけ音が大きくなるところを見ると、いったんビデオに編集しているのかもしれない。


やたらと社内販売が多く、いろんなものを売りに来る。

ナタデココのような菓子2000rp。背もたれのクッション1000rp。

クッションがいるはずだ。電車の揺れること揺れること。まるで田舎のバスだ。しかも椅子のスプリングが壊れていて、揺れるたびに尻の下がビョンビョン鳴る。


窓の外は水田地帯。刈入れと田植えが同じ時期におこなわれている。

畦道を走る牛。
泥水の河。
流れの遅い川。
クリークで魚を釣る人。

古い日本を、鉄道で旅しているような情景だ。



c 1998 Keiichiro Fujiura


GO MAP表紙へ
GO MAPマップへ
GO PREVIOUS前へ
GO NEXT次へ