ヲサム旅日記

2日目 その3






サラタビUSA
4−3:

そういえば、教会からダウンタウンに戻る際に教会バスに乗って帰ったのだが、それに乗る前に、自力で帰ろうとして大通りまで歩いてみた。大通りまで出れば、タクシーか何かあるだろうという考えだ。
教会のある場所から大通りまではちょっとした家々のある通りを抜けていく。それらの家々の前には映画よろしく、若いあんちゃん(黒人)がバスケットボールをかかえて玄関前の階段に座っていたりしているのである。さすがにここでは、彼等は我々をじろじろ見ていた。その視線がまた何となく恐い。間違いなく、ボクの勘違いというか、単なるイメージなんだろうが、この雰囲気がやけに恐い。思いっきり道の真中を歩く。かなりカッコ悪い。フジウラさんに突っ込まれる。

大通り沿いに、ガソリンスタンドがある。ここで、タクシーを呼んでもらおうとしたのだが、全く相手にされない。ガソリンスタンドはセルフサービス。支払い口に人が一人いるだけで、金網で囲ってある。ここもまた恐い感じ・・・。周りをみてもタクシーなど来る気配がなかったので、結局教会に戻って、そこでタクシーを呼んでもらうことに・・。全く無駄が多い。最初から呼んでもらえばよかった・・・。

結局、そこで、教会バスに乗っけてもらいダウンタウンに戻ったのだが、わずか4時間くらいの経験。思い出深い体験ができたと同時に重い、深い体験ができた。こんな体験は普通ではできない。このゴスペルツアーを提案してくれたフジウラさん(でも、最初からこんな事になるとは本人も思ってもなかったと思うけど)に感謝したい。フジウラさんの感覚、感性は改めてスゴイと思った瞬間である(と、この辺でヨイショしておこうと思う)。



一旦ホテルに戻り、着替える。一応、教会だったので上着を着ていったので、身軽なジャンパーにかえた。これで心身ともに身軽になった。

本日の午後は、午前中が重かっただけにテキトーにまだ行っていないトコ、区画をブラブラする事にした。

まずはそばのマーケットに行くことに。しかし、残念ながら開いてはいなかった。マーケットとはいっても、野菜とか売っているようなマーケットではなく、家具とかシステムキッチンとかの展示場という感じであった。どうも日曜日は休みのようである。そういえば、ところどころに「MONDAY throug FRIDAY」 とか「SUNDAY OPEN」とかいう看板のついたお店が見られる。恐らく、この辺りは土・日はやっていないのが常識なんだろう。日本とは違う。

仕方がないので、まだ行っていない、ミシガンアベニューへ向かう事にした。向きでいうと北側になるのだろう、勉強もしていなかったので特に何があるのかよく知らなかった。地図を片手に何となくそちらに向かう。不思議な事に、ホテルの周りをブラブラしている時に比べ人が多い。というよりも人が徐々に増えてきた。気がついたら、ものすごい人の量だった。
なんとなくわかったのだが、このミシガンアベニューは日本でいうなら銀座。有名なアパレルメーカーのお店が数多くみられる。この辺は地元の人間も買い物に来るような買い物のメッカなんだろう。久々に人をいっぱい見た。最初に行った、家具展示場や昨日ブラブラしていた辺りに人がいない理由がわかった気がした。向こう側がビジネス街、こちら側がショッピング街といった所か。

この辺であればなんでもそろうのだろうが、今の所、あまり興味がなかったので、そばにある現代美術館によってみることにした。ここに着いたのは4時過ぎ、閉館は5時までということだがせっかくきたので見ていくことにした。しかし入ってみると、何故か入館料はとられなかった。受付の人と話しても早口だったのでよくわからなかった。まぁ、タダで入れるのにこしたことはないが(実際は結構いい入場料だった)、やはりここでも英語の壁ができた。嬉しい反面、悲しい現実。
現代美術館
オブジェでくつろぐフジウラ
中に入って鑑賞する。現代美術館だけあって摩訶不思議な作品が沢山あり、楽しい感じがした。が、しかし、今回はタダで入れたものの、少々、ここの入場料は高い気がした。率直な感想である。こころなしか、フジウラさん、お疲れの様であった。
早々に一旦ホテルに帰ることに。途中にスーパーがあったので買出しをする。職業病のせいかお菓子売り場に足が向かう。やはり、日本と違う事を実感。お土産に少し買っていこうと思う。水とオレンジジュースなどを買ったのだが、まだ出したい小銭がすぐ出せない。お金も早く覚えねば・・・。

一旦ホテルにて休んだ後(まだまだ、時差ボケが治っていない)、食事へ。旅の楽しみの一つ、食事。今日は昨日行けなったスポーツバーに。アメリカでの食事の楽しみであるステーキを食らう。お勧めだという16oz(500g弱)のステーキを注文。し、しかし、きたステーキが、これがまたでかい!!これぞ、アメリカ。これまた写真にとっていない(何故か今日はカメラで写真をとらない日だった)のが残念なくらい超デカイ肉であった・・・・。また、負けずに付け合せの野菜もほんの少しかと思いきや、お皿に満杯に運ばれてくる。それまでにビールを飲みながらチョコチョコ食べていたので、さすがにきつかった(完食したのはボクだけ、これ自慢)。
とはいえ、さすが有名店だけあってそこそこいいお値段はした・・・・。フジウラさんが終盤にかけてうつらうつらしていた。さすがに今日は夜遊びせずにホテルに帰って寝るという。今回は本当に体力が使いそうな旅だ。間違いない・・・・。皆でホテルに帰ってゆっくり休む。

明け方、3時・・・。何かごそごそ物音が聞こえる。フジウラさんとダイスケ君、目が覚めたので散歩してくるという。やっぱり、夜遊びが好きらしい・・・。





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