ヲサム視線

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出発半年前の春、ヲサムは何を思っていた?




第2章:春。

「あっ、ブータンへ行こう!!」って何年か前のCMではないが、サラタビが決定してから、旅先を決めるのにそんなに時間はかからなかった。しかし、何故ブータンだったのだろう?

相方のフジウラさんの提案である。中華料理食ってて「ピータン、ピータン、ピータン、ブータン、ブータン!?」。仏教徒「ブッタ、ブッタ、ブッタ、ブータン、ブータン!?」。今だかってその理由はわからない。ただ言える事は二人ともに行ったことのない土地であったという事。まっ、なんとなくその場で思いついた土地という事で・・・。

早速、フジウラさんとの打ち合わせで、新宿にある某書店にてブータンに関する書物、旅行誌を探しに出かけた。いやぁ、でもあるもんですね。ブータンに行く人なんていないんじゃない、とはっきり言ってそんなに関係書物は無いだろうとタカをくくってた。一番驚いたのは超有名旅行情報誌である「地球の歩き方:ブータン編」があったこと。これには驚いた。ワタクシはブータンがどこにあるか知らない、何が有名なのかも知らない。しかし、この本があるという事は需要があるんだろう。世界は広いようで狭い、日本人はどこにだって行ってるし、行けるんだなと感じた一瞬でもあった。

そして、この国。調べれば調べるほど中々変わった国であった。その辺はな〜にも情報がなかった通りであった。例えば・・・・・・。
@ 日本国内にはブータンを扱っている旅行代理店が少ない。宣伝していたのは3つ。
A ブータンでは1日あたり滞在料金がかかる。 等々

@に関しては、一番場所の便が良いから、あと、たまたま電話したら出てくれた(他は休みだった。たまたま・・・。でも、偶然だが個人旅行には一番適しているみたい。)っていうのもあって西新宿にある "大陸旅遊" さんに御世話になった。初めて問い合わせに伺った時に聞いた話だが、国営で飛行機を飛ばしているのだが、国営機が2機あってそのうち1機をメンテに出したのだが、そのまま戻ってきてない。のんびりしている?ホテルは基本的に予約無し。向こうが勝手に決める。キャンセル料100%。いやはや理不尽?

そして変わった国であった最たる点がAである。イメージとしたらそんなにお金はかかんないだろうって思っていたところがこの滞在料金制度。サラタビの基本コンセプト(あまりお金をかけない)には少々(いやかなり)反するが、何故か気に入ってしまった。面白い。是非行こう!!代理店をあとにした電車の中、頭の中は有給を取る事で一杯だった。





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