Chiang Mai
次へ


またホテルを移って今度はモントリへ。
これは思いがけず良いホテルだった。

9時半頃起きる。「アメリカンブレックファスート」とあったのでゆったりした朝食 を期待していったらビュフェで、しかも卵焼男は「オムレツはできない」などと言う のですっかり評価を落とす。この対応では高級ホテルとはいえず、したがって高額を 払う意味もない。いかに皇室やダイアナ妃の写真を飾ってもムダである。

近くにある「SILK HOTEL」も良さそうではあるけれど、この界隈は歩くのに向かない のでもっと町中(まちなか)にあるMONTRI HOTELに決めた。トゥクトゥクで40B(120円)。 値切ったせいか乱暴な運転で途中荷物を路上に落とされる。

MONTRIは旧市街の門のひとつに近く、周りに酒場も多い。どちらかというと地元民よ り外国観光客に向けた一角と見えたが、それもわりかた貧乏な連中向きのようで好感 が持てた。リトル・カオサンという趣もある。

一泊595B(1785円)。空港までの無料バスがあるのだが明日乗る便が朝一番なのでそれに間 に合うバスはなく、少し悔しい。

このホテルは安いけれどACBT(エアコンバスタブ)で冷蔵庫もあり、申し分無い。


近所を歩いたら「DOMINO」という店があったのでドミノ君を思い出してうれしくなっ て入る。ビリヤードをしながらビール。シンハ55B(165円)、ハイネケン60B(180円)といったとこ ろ。女の子も素人くさく、マスターもおたくっぽい素人だった。外国かぶれのタイ人 ということか。トウキョウにも似た人がたくさんいるようだ。

ホテルのすぐ下の白人がいっぱいいるレストランで、茄子炒め、南瓜スープ、ブラウ ンライスとビール160B(480円)。まるでベジタリアンのような夕食。「チャイニーズ」と いうことだったがパクチーのせいでタイの香りそのもの。体調を壊してまもないせい もあって、さすがに少し飽きてきた感じがする。

ホテルから台湾のWendyに電話すると「22日から東京に行く」ということなので台 北で会う日を20日と決める。Wendyについては台北で書くことになるだろう。ベー シストの金井英人さんからも「台北の友人を紹介する」と言われていたのでここから 電話して連絡先を教えてもらう。

ということは日本に帰るのは23日か24日。「もうあと一週間なのだなあ」と近所 の下手な店でマッサージを受けながら考える。



c 1998 Keiichiro Fujiura


TOP PAGE表紙へ
GO MAPマップへ
GO PREVIOUS前へ
GO NEXT次へ