|
ランタカホテルには小さなキオスクと旅行サービスがある。そこで「ザンボアンガ周辺の観光地」を見ていたら興味深い写真を見つけた。
イスラムのムスクが水の中に立っており、その前をカヌーが通っている。なんだか不思議な景色だ。
ツアーの料金を聞くと1500ペソ(4,800円)。ホテルの部屋より高い。自力で行くことにする。まるで土地勘はないが、なんとかなるだろう。「TALKSANGAY」というその名前を紙に大書して持って行く。
タルクサンガイはザンボアンガの東にあるらしい。
町の東側でバスの発着所を探すのだが、他の行き先ばかりである。探し歩いていると、疲れた様子を見たのかトライシクルが近づいてくる。
「どこへ行くんだ。乗れ」
「いや、いらない。ところでタルクサンガイ行のバスはどこに停っているか知らないか」
「この道の先だ。乗って行け」
「いくらだ」 「5ペソ」
ようやく見つかった。5ペソ(16円)で行けるくらい目と鼻の先にあったのだ。
|