Talk to Your Daughter
(I ain't got) Nothing but the Blues
ナッシング バット ザ ブルーズ
(Duke Ellington)

Nothing but the Bluesはデュークエリントンの曲です。全盛期のビッグバンドはそれぞれお抱えの歌手を連れていて、演奏だけでなく歌も含めた総合的なステージをやっていました。有名なところではフランクシナトラはトミードーシーバンドの専属歌手でした。

デュークエリントン楽団をバックにこの曲の録音を残しているのは、Sarah Vaughan、Al Hibbler、Lena Horne、Ella Fitzgerald 。エリントンナンバーのなかでは中くらいの知名度のこの曲ですが、エラは好きらしく何度も録音しています。Joe Passとのデュオは、そのなかでも優れた録音だと思います。

「俺にはブルースしかない」という歌詞ですが、もともとがジャズ曲のせいか、ブルース畑の人よりジャズとブルースの両方を演奏する人にカバーが多いようです。Lou Rawls、Mose Allison、そしてRobben Ford。ロベン フォードのアルバム「Talk to Your Daughter」でのカバーはブラスが6度を含む不思議なリフを奏でる、なかなか洒落たものでした。ロベン フォードは生粋のブルースファンにはあまりうけないようですが、私は好きです。

I have nothing と唄う曲はいくつもあります。I Got Plenty of Nothing もそうですし、Nothin' More To Loseもそうです。Ain't got nothing but timeという曲もありました。その中でも「ブルースしか持っていない」と唄うこの曲は心に沁みる要素を持っているようです。

サビでのBelieve me Brigittの「Brigitt」は「with it」と韻を踏むためだけに入っている名前で、他の名前で唄う人もいます。例えば
Believe me Puffy
I can't get happy
といった具合です。

1930年代の歌ですから、もう70年くらい前の曲です。
FGODはロベンフォードの演奏を参考にしていますが、あのブラスリフは入れていません。



( I ain't got ) Nothing but the Blues

ブルースしか持ってない
Ain't got a change of nickel
Ain't got no bounce in my shoes
Ain't got a fancy to tackle
I ain't got nothing but the blues
俺には小銭もない
靴には弾力がない
なんとかなる見込もない
俺が持っているのはブルースだけさ
Ain't got a coffee that parkin'
Ain't got no feeling to browse
Ain't got a dream that workin'
I ain't got nothing but the blues
沸いてるコーヒーもない
前向きの感情もない
役に立ちそうな夢もない
俺が持っているのはブルースだけさ
The band is swingin'
And the folks singin'
But I just can't get off the ground
Believe me Brigitt
I can't get with it
Since my little baby left town
バンドはスイングし
人々は唄う
でもちっとものれないんだ
わかってくれブリジット
その気になれないのさ
あの娘が町を去ってからというものは
Ain't got a rest in my slumbers
Ain't got no winning to lose
Lost all my telephone numbers
I ain't got nothing but the blues
眠りにも休息はない
失うべき勝利もない
電話番号もみんななくした
俺にはブルースしかないのさ



CD
Robben Ford
Duke Ellington
Nothing but the Blues


ロベン・フォード
デューク・エリントン
Nothing but the Blues

楽譜
Robben Ford
Duke Ellington
Nothing but the Blues



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