ふじうら旅日記

2日目 その1






日曜日。
ホンモノのゴスペルを聴きに、遠い教会を訪ねる。

2日目 10月05日 日曜日

明ければ日曜の朝だ。空気は冷たいがよく晴れている。日曜なので、ひとつプランがあった。教会に行ってホンモノのゴスペルを聴こうというのである。

このホテル隣接のライブハウスにも売り物の「ゴスペルブランチ」があるのは知っているけれど、そういうショウではなくてホンモノを体験したい。

もちろん教会でのゴスペルは見せるためのものでなく真面目な宗教儀式なので、異教徒の我々としてもそれなりの態度で臨まなければならない。「おじゃまにならないようにしますからぜひ見せてくださいな」というような気持ちなのだ。

教会の住所をコンシェルジェに聞こうとロビーに降りる。コンシェルジェは8時に来るという話だったのに、ドアが開いていない。フロントに「コンシェルジェは何時から?」「8時よ」「もう8時だけど」「あら、じゃあ遅れているのね」 呑気なもんである。

朝の散歩
とりあえず朝メシに行く。シカゴ川沿いにカフェがいくつもあるという話なので、そのあたりへ行ってみる。このホテルは川の北側にあるからすぐ近くだ。
Corner Bakery「角のパン屋」という名のカフェで朝食。トーストと卵とポテトとコーヒーというごくありがちなものだ。日曜の朝のせいか、子供連れが多い。けっこう質素な食事だな、という印象。
その橋の向こうはミシガン湖
シカゴ川に浮かぶ船
ミシガン湖側へ散歩する。ゆったりとした朝の散歩は気持ち良い。加えて、素晴らしい上天気だ。 ジョガーとすれ違う。シカゴ川に掛った橋に万国旗が揺れている。なぜかとても万国旗が似合う街なのである。
ホテルに帰るとコンシェルジェが来ていたので「ゴスペルの聴ける教会」を教えてもらう。「ダウンタウンにはないわ」。彼女も知らなかったらしく、電話で問い合わせをして調べてくれた。

タクシーにその住所を見せたのだが、ドライバーもその場所がわからず、ホテルマンに確認しに行った。「よほど遠そうだね」





サラタビへ
サラタビへ
目次へ
目次へ
同じ日のヲサムへ
ヲサムへ
同じ日のダイスケへ
ダイスケへ
GO PREVIOUS
前へ
GO NEXT
次へ