Chiang Mai
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ソンクラーンが近づいて、ホテルの予約が取れない。
しかたないので代りのホテルを探しに行く。

少年僧と 旧市街の中心部にやってきた。このあたりは寺院が多い。 適当に自転車を停めて参拝していると、若い僧に話しかけられた。その僧は 日本にいたこともあるらしく片言の日本語が話せる。

一緒にもっと若い少年僧がいた。ふたりとしばらく話し、写真を撮る。

市場のある通りに行くと何人も何人も、それぞれの商品を売ろうと話しかけてくる 。その人たちに「私は何国人だと思うか」と聞くと「中国系タイ人に見える」そう で、子供たちは私を見て「ニーハオ!」と声をかけたりする。

大きな伽藍のある寺の仏前でしばらく佇(たたず)む。軒先に吊り並べられた風鈴 が清かな音色を立て、落ち着いた空気は清涼に満ちている。門前では近付くタイ正 月の準備がすすんでいる。飾り付けや屋台など、日本の初詣とほとんど変わりない 。

正月といえば、それにともなってひとつ用事ができた。メイピンは到着日だけ予約 して後は現地延長しようと考えていたのだが、タイ正月(ソンクラーン)の数日間 は満室で部屋が取れないことがわかったのである。


「他の日は空いていますが4月12 日と13日は予約できません」

ここに至って初めてソンクラーンの中心日は12 日と13日だということを知った。し かしそれも今年だけのことで来年はまた違うらしい。ともかく宿がないのは困るの でその間のホテルを見つけなければならない。


昼のビアガーデン
自転車に乗って、ホテルを見かけるたびに入って値段を聞く。FELIXホテルは朝食付 きで800B(2400円)。いまのところ12日も13日も空いていたので、とりあえず押さえとしてここを予約する 。それとともにメイピンホテルのウェイティングリストに名前を乗せることにした。


夜のビアガーデン
用事がすんだのでホテルに帰って昼寝をしていたらバンドの音が聞こえてきた。

この部屋は中庭を見下ろしで、そこにビアガーデンがある。午後のビールのために バンドが演奏をはじめたのである。カーペンター ズもやっていたWith A Kind of Hushを演奏している。アジアのヒット曲というのは日本とはかなり違っていて、こ の曲はとても人気があるもののひとつだ。



c 1998 Keiichiro Fujiura


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