Narita
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荷物はデイパックひとつ。
服は2枚で、1枚は着ていく。

私は忘れ物の多い性格なので、長い一人旅で気をつけたのは「忘れ物をしないこと」である。その対策としてまず「荷物はひとつ」にすることにした。どっちみち乗合のバスやトラックで人混みに揉まれることになるだろうから小型のバックパック一個。中に入っている荷物は次のとおりである。


  • パスポート
  • ビザ用の写真8枚
  • 保険のために借りてきた周遊航空券(これは高額なので使いたくない)
  • サイフ3つ (現地通貨用、ドル及び円用、硬貨用)
  • コンパス (方位を知るための小さな磁石。サイフにつけてある)
  • ジーンズ1枚 (着て行く)
  • 短パン1枚
  • Tシャツ2枚 (1枚は着て行く)
  • パンツ2枚 (1枚は着て行く)
  • 靴下2組 (1組は着て行く)
  • ジャンパー1枚 (冷房対策 着て行く)
  • 長袖シャツ1枚 (着て行く 出発は2月なので寒いのだ)
  • タオル2枚 (1枚は携帯する)
  • バンダナ2枚 (1枚は携帯する)
  • 薬 (防虫スプレー、虫刺され、傷、食あたり、風邪、のど飴)
  • 日用品 (歯磨き、髭剃り)
  • 蚊取線香 (脚だけ2組)
  • 耳栓
  • ガムテープ (布テープ)
  • ロープ (洗濯用 5メートルほど)
  • アーミーナイフ (ワインの栓抜きのついたもの)
  • 目覚し時計 (コンビニで買った800円くらいのもの)
  • ソーラー電卓 (同じく300円くらいのもの)
  • ペンライト
  • ライター
  • ノートと筆記具
  • カメラとフィルム
  • カメラ用の予備電池
  • 地図と資料
  • 予備の眼鏡 (目が悪いので)
  • 小型辞書とカード型のレンズ (和英・英和 病院に行くとき役に立った)
  • ティッシュ
  • トイレットペーパー


以上である。これで70日を過ごすわけだ。服はすべて2セットしかない。ひとつを洗濯してひとつを着る、という生活。服は安いから途中で買って古いのは捨てるなりしていくつもり。意外と場所をとったのがフィルムで、60本持って行ったからかなりの量だ。これは撮った分だけ郵便で日本の現像所に送った。現地現像でもよさそうだがかえって量が増えるので、日本に送ったほうが簡単と考えたのである。


c 1998 Keiichiro Fujiura


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