Sandakan
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妙に清潔なマレーシアの町並み。
豚も酒もないイスラムの「レストラン」。

ヘジャーブを被った女性 街は、驚くほど清潔だ。フィリピンならどこにでもあった「町の匂い」がここにはない。クリーンで、ドライで、ゴミも ない。物足りないくらいだ。市場に入ると魚の臭いがたちこめていて、ほっとする。
「アジアはこうじゃなくっちゃ」。

サンダカンの中心に市場があり、その裏手は漁港になっている。ここが旧港だったのだろう。朽ちかけた木の桟 橋に古びた漁船や貨物船がへばりついている。彼らは毎日この市場に品物を運んで来る。その中に家族が棲 んでいる舟もある。



サンダカンのアパート街
風景は案外都会的だ。背の高いホテルもいくつかあるし、ショッピングビルもある。多くの港町にチャイナタウン があるが、サンダカンは町じゅうが中華街のようだ。


市場の近くの店「長江」 後で聞いたがマレーシアは看板への漢字使用を禁じているそうだ。そんなことは信じられないほどサンダカンには漢字が氾濫している。
街を行く人は中国系が多いが、フィリピン、インド、マレー、いろんな人が歩いている。イスラムの色も濃い。ヘジャーブを被った女性の姿は多いし、 レストランの入り口には「No Pork Served」の貼り紙がある。


どこに行っても、ルートが見つからない。
いっそボルネオのジャングルをジープで抜けるか?

ボルネオの地図ボルネオの地図 何軒の旅行代理店に行ってもこの町を抜けてウジュンパンダンまで行くルートが見つからない。どこでもKK→K L(コタキナバル→クアラルンプール)をすすめられる。さもなければいったんサンボアンガに帰るか。
一個所、ヒントになりそうな話があった。
「クチンまで行けばポンティアナク行きのバスがある」
「それから先は?」
「ここではわからない」。

ポンティアナクはボルネオ島の南西部の町。もうシンガポールに近い。 地図で見るとクチンからポンティアナクまでの道路はボルネオのジャングルを抜けることになる。このバスというのはたぶんジープだろう。 それも面白いと思うが、目的地のスラウェシ島からは遠ざかる。


陽射しの強いサンダカンの町 旅行代理店は航空機が中心で、ローカルな交通機関の情報はほとんどない。儲けにもならないのだろう。うう む、しかしボルネオ島東側にはいくつか町がある。これを結ぶ現地のルートがあるはずだ。
船でも陸路でもいい。もう少し粘ってみることにする。まだこの町についたばかりである。


c 1998 Keiichiro Fujiura


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