Zamboanga
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ザンボアンガは道に迷いやすい町。
むしろ、迷うことを楽しんだほうがよい。

ザンボアンガ地図
どの写真も、クリックで拡大できます。
ザンボアンガの海は南側にある。
道は港の近くでは縦横がしっかりしているが、少し離れると斜めになっていてわかりにくい。歩いている限り「港を中心にして放射線状に縦の道がある」と意識するほうが間違いが少ないだろう。

港からまっすぐ北向きにPabio Lorenzo Streetがある。この通りに沿って行くと市役所のところに大きな交差点がある。この交差点がザンボアンガの中心地だ。
パビオロレンツォ通りと直交する道は東側ではValderroza Streetと呼ばれている。ランタカホテルはこの通りにある。西側ではすぐ角度を変え、北西に延びる。この道をMayor Jaldon Street(ジャルドン市長通り)という。

目印となるような建物はないが、ジャルドン市長通りとサンホセ通りの合流点に消防署があるので、これを記憶しておくとよい。この交差点は斜めの通りにさらに斜めに道が交わっていて方向感覚を失いがちな場所である。


ザンボアンガ街角 「詰めチェス屋」 町の主要部分はすべて徒歩20分圏内なのでどこへでも歩いて行けるし、道に迷ったらトライシクルをつかまえれば10ペソやそこらで帰って来れる。ザンボアンガは道に迷っても心配はいらない町だ。
ただしあまり気のきいた店は多くない。ディスコやナイトクラブは町外れ、空港そばに集まっている。トライシクルで20〜30ペソの距離である。

ビールや軽食などはジャルドン市長通り周辺で買う。大きなショッピングセンターがあって買いものは簡単だし、セブンイレブンはないがKAYBEESという店が24時間営業で、深夜でもビールを売っている。

飾り立てたジプニー この町で「バス」と言えば長距離ジプニーのことである。
けばけばしい車体に、「ZCPM to ○○ vise versa」という文字が書いてある。片方はZCPMに決まっているので、もうひとつのほうが行き先になる。ZCPMはZamboanga City Public Marketの略だ。

市役所の西側の海辺が市場で、バスはその周辺に集まっている。時刻はそう厳格ではなく、目一杯客が集まるまで出発せずに待っている。屋根の上まで荷物を積み、人は外にぶらさがる。おなじみ「アジアのバス」の光景である。


c 1998 Keiichiro Fujiura


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